ひのすけまるの珍道中

ひのすけまるです。ハワイへの一時逃亡予定が勢いあまってロサンゼルスに行っちゃうっていう記録です。

小切手とかアダルトスクールとか

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こんにちわ。ひのすけまるです。

本日は土曜日。やーっとながい一週間が終わりました。きょうはタイトルにもあるように小切手とか学校とかについて書こうかなーとおもっています。

ハワイではほとんどつかう事がなかった小切手(チェック)を本土に渡ってからはよく使うようになりました。税金の支払い、車の修理の支払い、家賃の支払い、それからお給料の受け取りなどなどなどなど。買い物や食事はクレジットカードを利用する事もおおいので、ほんとうに現金をほとんど持たない生活をしています。

お金を持たない生活をしているわりに残高を記帳するという習慣がないので(手書きの通帳に自分で記入していくのです)小切手を切る時には残高がわかっていないと若干こわいですね。

まあそういうわけで小切手帳をバッグに忍ばせる生活を送っているわけですが、こちらにきて初めて小切手をもらう機会がありました(お給料なんですけど)。どうやって小切手から現金に変えるかを調べたところ、ATMから小切手を入金する、窓口で入金する、あとはここ数年で主流になりつつあるらしいのですが、携帯のアプリで入金する、という方法があるそうです。

めんどくさがりなわたしは迷わず家でできるアプリで入金を試してみました。使い方はとても簡単で、自分の銀行口座と紐づいたアカウントを銀行サイトで作成後、アプリでログイン、小切手を表面&裏面(自分のサインを記入)写真撮影して送信するだけです。完了画面が表示された後に口座情報を見るとリアルタイムで現金が口座に入金されています。仕組みはよくわからないんですけどなんとなく画期的です。24時間365日対応なのもすごく嬉しいですけど、仕組みがわからないのは若干気持ち悪いですね。職業病でしょうね。おそらく入金額に限度額があることや、全額入金されるまでに若干のタイムラグがあるところをみると、どこかで人力な気はしています。お金の事ですしね。すごい進んだシステムなのかアナログなのかはっきりしてほしいですよね。まったく。

と、まあお給料もきちんともらえるようになりまして心にもほんの少しだけ余裕がでてきたので、兼ねてから通いたかったアダルトスクールに通う事にしました。

アダルトスクールというのは名前の通り大人のための学校です。アメリカではわりとメジャーなのかな。ハワイでも通っているお友達がいました。一定期間アメリカに住む人や永住している人は驚くほど安い金額で様々な授業を受ける事ができるんです。

クラスは本当に多岐にわたっていて、わたしが通っている学校ではわたしが選んだESL(英語を第二言語とする人のための英語クラス)の他にもメディカル系のクラスなんかがあるようです。時間帯も朝のクラス・昼のクラス・夜のクラスがあって、仕事の後に通えるのもすごくありがたいです。もちろんわたしは夜のクラスを選びましたよ。

授業は年に4回のセメスターに別れていて、各セメスター毎に受講手続きが必要です。とくにESLはレベル毎にとてもたくさんのクラスがあるので初めて受講するときにはペーパーテストをしてクラス分けをしてもらいます。

わたしもESLが初めてだったので一番最初の受付でテストを受けました。テストはTOEICみたいな穴埋め問題みたいなのが20問くらい。マークシート形式です。終わるとその場で採点され、クラスを教えてもらえます。

1回目の授業はテストをしたその日から始まったのですが、クラスは全員で40人くらい。生徒は主にヒスパニック系の人がおおい印象。もちろんアジア人もいて、韓国の子やフィリピンの子もいましたが日本人はわたし1人です。早速フィリピンとメキシカンの女の子と仲良くなれたので、お互いの国のことなんかをポツポツと話しました。わたしが日本人だというと津波についてとても心配してくれて、ありがたいなあと思ったりもしましたし、フィリピンの子が津波をチュナミって連呼するから笑いそうになりましたけども我慢しました。

そういうわけでこれから3ヶ月、仕事の後に学校に通う生活が始まります。月曜から木曜まで週に4日&1日3時間ですけど、できるだけ休まないで通うようにしたいしこのセメスターが良かったら次のセメスターも申し込もうと思っています。せめて意思の疎通を恐れずに出来るようになりたい。そうそう。気になる授業料は3ヶ月で$30ですよ。お財布に優しいですよね。

旅行者としてESTA(ビザなし滞在可能な期間3ヶ月)で渡航してきた人も時期さえあえばクラスを取る事ができると思うので、ロサンゼルスに来る人は通ってみてもいいかもしれません。

■ Evans Community ADULT SCHOOL  

ブラックフライデーとかラスベガスとか

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こんばんわ。ひのすけまるです。

11月も最期の週。ロサンゼルスにきてまる3週間がたちました。生活に慣れたかと言われたら、まだまだ右も左もわからなくてストレスなしの生活とはちょっと言えないなーという毎日であります。

この3週間の間にアメリカではサンクスギビングデーがありました。そして、サンクスギビングデーといえばセットでブラックフライデーがついてくるらしく、その日は様々なものがとにかく安く購入できる大セールがそこら中で開催されるみたいです。電気屋さんの前には数日前から安く電化製品をかうためにテントが並ぶんだそうですよ。

わたしはほとんど物欲がないもんで、なるほどねーなんて他人事みたいに見聞きしていたんですけど、サンクスギビングデー前日にちょっとトイレを借りるために入ったTarget(ショッピングモールみたいなお店)で見つけたファービーをほぼ定価で購入するという貧乏人らしからぬ行動をとったりしましたよ。

そしてサンクスギビングデーはセールだけでなく年末のホリデーの一つでもあり、わたしも4連休という微妙な連休をいただけました。特に予定もなかったのですが、ラスベガスに別荘をもってるという方のお誘いで、部屋のメンテナンスついでにラスベガスに行きたい人を乗せて行くんだけど一緒に遊んでくれば?というご提案にあやかってラスベガス観光に参加することにしたのでした。

ロサンゼルスから車で約5時間。家の持ち主の女性とそのお友達のおじいちゃんとピアノの先生、あとは短期留学に来ている大学生と、謎の社会人と私というかなり特殊なメンツでラスベガスに向かう事になりました。

ラスベガスには2日間いたのですが、みんなカジノを楽しんだりショッピングを楽しんだりビュッフェを楽しんだりしていましたよ。わたしは少しだけカジノをして、勝てる気もしなかったので椅子にすわってボーっとおじいちゃんを眺めたり、徘徊しすぎて迷子になったおじいちゃんを探したり、おじいちゃんの話し相手になったりしていました。

華やかな市内観光だけでなく、おじいちゃんと家主さんはラスベガスにとても詳しくて近くにある観光スポットなんかも教えてくれたので、時間をつくって見に行ったりもしました。そのなかでもレッドロックキャニオンという山はラスベガス市内から30分程度で行けるしとても良かったです。本当に自然すげーーーって思いました。

もともと砂漠で岩だらけの山や荒れた平野しかなかった場所にギャングがつくった一つのカジノから始まった華やかな街。水不足や夏の猛暑、冬の寒さも厳しいこの地域に全部がエンターテイメント!みたいな街がぽつんとあるのはなんだかとても不思議でもありました。

そんな不思議な街で、普段ならきっと出会う事がない人達となんてことない会話をしたり色んな物を見るのもまたさらに不思議なもので、こういうのもたまにはいいかもしれないねーなどと思いながら2日間の旅を終えました。

そういうわけで、すっかり連休を楽しんでしまったおかげで抜け殻みたいに連休明けを過ごしているわけですが、きょうは抜け殻みたいなわたしも少しだけ元気をもらいました。

というのもラスベガスで一緒に過ごしたおじいちゃんが、庭でとれたミカンを大きな袋いっぱい2袋も会社の近くに届けてくれたんです。職場がリトル東京の近くで夕方6時までという情報だけを頼りに、仕事が終わる時間帯にリトル東京付近を徘徊していたそうで(もともと徘徊癖があるおじいちゃんなんですけども。)仕事が終わって門をでると電話が鳴り、ミカンを届けたいと言ってくれたのでした。

たくさんのミカンと、よくわからないんですけど危ない地域で仕事をしてるし危ない地域に住んでいるからということでペッパースプレーという謎の防犯グッズもいただき、ほくほくして帰ってきたというわけです。おじいちゃんの車を見送る時には、ひのすけまるちゃんが車に乗るのを見届ける!という紳士っぷりも見せていただくというオマケ付でした。

本当にまだまだ分からない事が多くて(特に交通ルール)定期的にウオーッと落ち込んだりしていたんですけど、久しぶりに元気になれました。おじいちゃんありがとう。ミカン大事に食べます。

ハワイとロサンゼルス奇跡みたいなコト

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こんばんわ。またもや久しぶりの更新です。

あれから一ヶ月とちょっと。無事に企業チェンジをすることができて、ただいまロサンゼルスに生息しております。この一ヶ月嘘みたいにバタバタして、たくさん色んな事を考えて、たくさんお金を使って、そしてたくさんの人にお世話になりました。

なにから書いていいか分からないんだけど、ハワイ後半の事を少し書こうかと思っています。

わたしの企業チェンジが確実に決定したのは10月31日。ハワイでのお仕事最終日でした。その時点で実はもうロサンゼルス行きの片道切符も購入済み、住む家も探し住み、車の免許も取得済み、あとは移動するだけっていう状態だったのですごくほっとしました。

まあ、どうなっても最後の一ヶ月はロサンゼルスで生活しようと思って進めていた移動の準備だったので、無駄になる事はなかったにしても、この後あと1年間アメリカで生活する事ができるという良いのか悪いのかわからない切符をいただけたわけですから、その時にはやっぱり嬉しかったです。

確実にロサンゼルスで生活をすることが決まってからは、色んな人にお別れ会や思い出作りをしてもらいました。たった(?)5ヶ月の間にこんなにたくさんの人に出会って、こんなに良くしてもらえてたんだなーとしみじみ思いましたし、後半になって急に色んな話しをするようになれたお友達もいました。なんなんでしょうなあ。海外で出会った人との「じゃあねー」「またねー」は、途方もなく遠いところにあるように感じてしまいますね。

そしてハワイ最後の日には今思い出しても奇跡みたいな体験もしました。あまりにも嘘みたいな出来事なので、ちょっと記録しておこうと思います。 

ハワイ最後の日11月5日。その日の夜11時にわたしはホノルル空港を飛び立つ予定になっており、最後の日はルームメイトとそのお友達と3人で夜ごはんに行く約束をしていました。

夜ごはんの前に最後のチェックをしていたら、ポストに手紙が届いていたので中を見ると、ハワイであわてて取った運転免許証が届いていました。移動後にルームメイトに転送してもらうつもりでいたので、あらやだラッキーくらいの気持ちで免許証を財布にいれ、そのまま3人で夜ごはんを食べに行きました。

食事に行った場所は、話しさえ出来れば良いよねってことでロイヤルハワイアンセンターのフードコート。そこで将来の話しやら今までの思い出なんかを延々と話し、最後の夜にふさわしいわーなんて思いながら飛行機の時間3時間前になったのでフードコートを出て家路に向かいました。

最高完璧!なんて思っていたのに、帰り道の途中で財布がない事に気がついちゃったから大変。最後に財布を持っていた場所はフードコートという記憶しかなく、頭は真っ白。日本の免許証もハワイの免許証もクレジットカードもデビットカードも全部入ってる財布をなくしたんですなー。あほですなー。

冷静になれー冷静になれーと、まずはフードコートの自分たちが座っていた席を確認しにいくと財布なんかありません。あたりまえ。いちお念のために周りに座っている人々や掃除のおばちゃんに、財布を忘れた事、財布の色、形を伝えて聞きまくったけれどあるわけありません。あたりまえ。

で、3人のなかでもしっかりもののルームメイトのお友達が、こういうところには防犯カメラがあるからそれを見せてもらおうという事になり、セキュリティーセンターに移動。今の状況とわたしが今夜ハワイを発たなければ行けない事を伝えビデオをみせてもらえないか交渉すると、警察に届け出ないとビデオを見せる事はできないとの事。

悩んだ結果、とりあえず財布の面影だけでも見られれば…という気持ちで警察のお世話になることにし、一通り事情徴収されたあと、ビデオには何も写っていなかった事を知らされました。

これでもう何も出来る事はなくなったわけですが、ロサンゼルスに到着してからすぐ予約してあったレンタカーの事、クレジットカードの事、日本の免許証の事を考えるとちょっとどうしていいかわかりません。という感じでした。

亡骸みたいに足を引きずってトボトボ家路に向かうわたしに変わって、ルームメイトとそのお友達が銀行のカード停止センターを調べてくれたり、ハワイの運転免許証の再発行について調べてくれてたりしてましたね。ダメダメな人間の周りにはなぜかしっかり者が集まりますね。素敵なコトね。

そういうわけで色んな物を全部なくし、唯一あるのはへそくり袋。飛行機を1日遅らせてハワイの免許証を再発行するか、はたまた全てを捨てて飛んでゆくか…3人で会議を開き、飛行機に空きがあるか探してみる事にしたその時であります…

家のドアをものすごい勢いでノックする音がしたのであります。

びっくりしながら恐る恐る3人でドアをあけると、そこには警察官のおっちゃんが立っていました。そして「ひのすけまるはここにいるか?」と言うのです。

そうなのです。警察官のおっちゃんがわたしの財布をたまたま拾ってくれていたんです。わたし達が財布を紛失して警察に届けていた事など知らず、たまたま偶然ロイヤルハワイアンセンターに何かを飲みに行ったら拾ったと言っていました。そして届いたばかりのハワイの運転免許証に書いてある住所をみて、わざわざ届けてくれたのでした。ハワイの免許証が入っていなかったら他に家の住所を示す物はありませんでした。すごい。

警察に届け出ていた事を伝えると、書類をつくるのが面倒だから直接届けちゃったテヘッみたいな事を言ってました。そしてこれもすごいんですけども、この警察官のおっちゃん、ルームメイトがハワイに来たばかりの時に財布を無くした時にも財布をみつけてくれたのだそう。

こうして財布が手元にもどってきたのがフライトの2時間前。クレジットカードも2枚あるうちの1枚は止める前だったし、バタバタと家を後にしてロサンゼルスに向かったというわけです。

財布をなくさなきゃ良かっただけのことなんですけども、色んな偶然と色んな奇跡みたいな事が重なってお財布が手元に戻ってきてとても不思議な気持ちでした。

中身ももちろんなんですけど、とても大切なお財布だったので戻ってきてすごくうれしかったし、もうなくさない!大事にする!ハワイありがとう!と思った出来事でした。

ロサンゼルスに来てみて思う事。

ロサンゼルスに住む人とはまだまだ出会っていないけれど、思い返すとハワイの人はみんなやさしかった。日本しかり、ハワイしかり、離れてみなきゃわからない事がとてもおおい。だけど、離れてから気がつくくらいならば離れる前に良いところをしっかり見ていこう、と思う。

そして最近は毎日のように駐禁を切られていて本当は泣きそうなんですけど、これもいつかは笑い話になるんだと思ったら何が起きても全然平気と思ってしまう。強くなったのか図太くなったのかわからないけれど、珍道中ステージ2がはじまったわけでありました。

(ブログ)さぼってた間にあったコト

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こんにちわ。ひのすけまるです。

随分長い間放置してしまっていました。しようと思えばいくらでも言い訳なんてできるんですけども、それもあんまりなのでそこらへんは端折って書こうとおもいます。この放置していた一ヶ月の事を。

まず、前回ちょっと書いていたシリコンバレーの会社の面接の事。結果はとりあえず採用通知をいただきました。そのあといろんなことがあって、この会社で働く事をわたしは選べませんでした。

簡単に説明すると、わたしはJ1というビザでアメリカにきているのですが、このビザはひとつの受け入れ先企業で研修という名の仕事をすることが前提のビザなので、受け入れ先を変更するなんていうことはあまり良い事ではないのですね。やむおえない理由があった場合には、受け入れ先を変更しても良いという許可がおりるのですが、その許可をくれるのはアメリカ国内にいくつかあるNPO団体からもらう事になり、きちんとした理由が認められないと「研修がいやなら日本に帰りなさい」と言われて研修終了ってこともあるわけです。

もちろん受け入れ先側にもその NPO団体が認める条件というのもあり、シリコンバレーの会社はそれを満たしていなかったというわけなのです。まあそういう事もあります。

というわけで、なにもかも宙ぶらりんなまま、移動先を求めていろんな会社にレジュメを送る日々がはじまりました。前回の日記を書いた段階では、ハワイに残る選択肢もあったので、ほんとうに宙ぶらりんでした。でも、漠然ともうちょっとデザインをがっつりできる会社に行きたいなーなんて思いながら、寝る前にぼろぼろであろう英文レジュメと、唯一の武器であるポートフォリオをいろんな制作会社に送るという地味な作業をしつづけました。

そして、数打ちゃあたるのかなんなのか、いくつかの会社と面接をする機会をいただけ、中にはNPO団体に受け入れ先として認可してもらうために弁護士まで用意してくれる会社も現れ、これはちゃんと今の会社にも話しをして次に進む準備をしなくてはなーと思い、自分が担当していたセクションのリリースが終わった日にいまの会社に退職すると伝えました。やれる事は精一杯やったつもりでいたし、会社側もちゃんと見ていてくれたのか?ひのすけちゃんはWEBの人だもんなー WEBの会社いけるなら行きなーっていうゆるめのお返事をいただけました。

これでとりあえずひとつ駒を進められたわけだけど、残りの問題がものすごく大きい。

まずは NPO団体にわたしの受け入れ先変更許可をもらわなければいけないこと。そして、次の受け入れ先をみつけること。

次の受け入れ先は、採用通知をいただいた会社の中で、 NPO団体のサイトビジット(受け入れ可能な企業かどうかを調査しに行くテストみたいなもの)も受けてもかまわないといってくれた企業があったので、その会社にJ1ビザ研修生の受け入れの準備をすすめてもらう事になり、(まだ受け入れ OKの返事がもらえるかどうかはわからない状態でありますが…)なんとなく落ち着かないまま毎日をすごしていたわけなのですが、もじもじ中に嬉しい事が決まったりもしました。

NPO団体がわたしの受け入れ先変更を許可してくれたのです。これが一番難関と思っていたので、次の受け入れ先が決まればアメリカで働いていいよっていう切符をもらった事になるので、この決定は大分前進という感じではあります。

さて、そういうわけで現在の状況は、受けれ先の変更を認めてもらえ、次の受け入れ先がNPO団体の審査中で、その審査が通れば無事移動決定!という状況なのですが、全ての決定のデッドラインは11月末日。受け入れ先が見つからなければ日本に帰ることになるのだけど、どうせだったら残りの期間は本土ですごしたいよね、ってことで次の受け入れ先予定企業があるロサンゼルスに移動する事を決めました。

といっても、いまの会社で10月末日まで仕事をすることになっているので、仕事を最後までしたあと、ばたばた片付けをして11月5日の夜の便でハワイを発とうと思っています。いざ離れるとなると、あそこもここも行っておけばよかったかなーなんて思いもわいてくるのですが、意外と忙しい合間をぬっていろんなところに行けた気がしているし、とくに文化面(舞台とかそういうやつ)は沢山楽しめたんじゃないかなって思っていますよ。

とにかく忙しい上にいろんな事がありすぎて、気持ちの整頓もできてるんだかできていないんだかわからなかったのですが、久しぶりにまとめてお休みをもらえたのでブログに書いてみました。ほんとうはもっと沢山書きたい事があったんだけど、これからまたぼちぼち書いて行こうと思っています。

しかし本当にいろんな事があって、ひのすけまるの珍道中になってまいりましたね。

最近のコト

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こんにちわ。ひのすけまるです。大分ブログをほったらかしにしていたなーと思って、あわてて書いています。写真はきょうのお散歩中にとったもので、近所に図書館をみつけて小躍りしたところです。

ブログを書いていない10日間に何があったか、自分の記録のためにもがんばって思い出して書いておこうとおもっていますよ。

アリスのバレエをみてからあったことといえばー…。ホームページを作ってくださいという依頼をいくつか受けたこと。その方とお食事にいかせていただいて、色々なお話を聞かせてもらいました。あとはー…いま会社に日本からインターンシップで大学生の男の子が来ていること。一ヶ月しかハワイにはいられないそうなので、色々なところに連れ出してあげたいと思いつつ忙しくてできていないなーと思っているところ。

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あとはー…健康のこととか考えて、食生活をちゃんとしようと思っていること。それで思い立ってジンジャーエールの原液なんかを作ったりもしました。レシピが色々あって、煮出すタイプとはちみつに漬け込むタイプがあるのだけど後者が断然簡単そうだったので、はちみつに「生姜・クローブ・鷹の爪・シナモンスティック」を適量つけ込むっていうだけの簡単レシピでジンジャーエール原液を量産しました。コーヒー大好きなんですけど、少しづつこのジンジャーエール原液をお湯で薄めたりソーダで割ったりして摂取していこうと思っております。生姜は体があったまるからね。

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 あとはー…これがきっと最大の事件になると思うのですが、色々ありまして英語で面接というものを経験しました。しかも面接していた総時間は1時間。面接はきのうしたのですけど、きょうになって考えてみてもありえないし、よくあんなぼろぼろの英語でやりきったね、と自分をほめたいところです。

しかしですよ…面接の前にいろいろ対策を練って、例文をつくったり言おうと思っていることをまとめておいたりしたのですが、結局結論から言わせてもらうとある程度しゃべれないと本当に面接なんか無理だし、そもそも面接で採用決定をもらった後も英語で仕事をするならその場しのぎの英語なんかじゃ絶対無理ですね。わかっていましたけども、ああこれが現実なのねーと、改めて深く落ち込みましたし追い込まれるってこういうことなのかもしれない…と思っています。

でも、そんなわたしと1時間も話しをしてくれたというのはとてもすごいことだと思いますし、感謝すべきことだとも思います。そしていままでのらりくらりと続けてきたデザイナーっていうお仕事の足跡のみが彼らを惹き付けたわけですし、文句を言いながらもこの仕事を続けてきた自分も少しだけ誇らしいと思えた瞬間でした。(面接を受けた会社はオタクの聖地シリコンバレーにある会社なのです)

結果はどうなるか全くわからないのですが、もし彼らがこんなにボロボロな英語しかしゃべれないわたしでも研修という名の実務をさせてくれる場所を提供してくれるなら、英語しか通じないというだいぶ過酷な状況に飛び込もうかなーなどと考えている今日この頃なのです。

ちょっとゆっくり悟ろうかと思ってきたハワイで、結局あたしデザイン大好きインターネット大好きそれに英語が勉強できてないなんて海外に来た意味ないじゃない、と思ってしまうあたりが困ったもんだと思っています。

まだこの後どうなるかわからないし、最悪日本に戻らないといけないという結果も含んだ選択なのでしばらく悩むことの多い時期になるのですが、なんとなく流れに身を任せられたらいいなーと思っています。とにかく英語を…がんばろう…

 

 

アリスのコトとかCDのコト

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こんにちわ。ひのすけまるです。きょうは火曜日。日本では盆休みなんだなーって思うとうらやましいし、行けないとなると無性にお墓参りしたくてしょうがない病になりながら仕事をしてきました。日本って休日おおいですよね。みんなが有給とらないだけで…。

さてさて。きょうは日曜に見てきたアリスの事とか書こうかなと思っています。

日曜は少しまえにとっていたアリスを見てきました。舞台かなーと思って見に行ったんですけど、ふたを開けたらバレエでした。(バレエって知らないで見に行くところがひのっぽいねと言われて軽く傷つきました)まともにバレエを見るのが初めてだったので、こういうものなのか?っていう感じだったのですけど、演出がすごく凝っていて自転車が空中飛んだり、アリスが大きくなったりしてオオーって思いながら楽しみました。

何を言ってもプリンシパルの子が素人のわたしでもわかるくらい群を抜いてうまくてびっくりしました。後でそのプリンシパルが日本人だと聞いてさらに驚きました。これを小さい時に見たら、おそらく将来はバレリーナになりたいと言ってただろうなーと思いました。小さい時から何にでも影響されやすかったしね!

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そして、きのう会社のマノア DNA大ファンでライターなお姉さんからものすごい物をもらってしまいました!なんとマノアDNAのサイン入りCDだよー!しかも名前入り!月曜日だしなんとなくグッタリと帰ろうとしていたら、さりげなく渡された紙袋に入っていました。

帰ってきてウハウハでCDを聞いたら一つ前の記事に貼った曲が入っていて、聞きながら思わず男泣きしました。すごく大事な決断をした後の出来事だったので色々と考えるところがありました。

ちなみに先日貼った動画の曲名は「Down In Paradise」という曲で(多分)CDでは「Down In Paradise / Ka Beauty A'o Manoa」となっていました。後半のKa Beauty A'o Manoaっていうのが気になったので調べてみたら、有名なフラの曲みたい。CDバージョンではフラっぽいパートがある構成なので、これはフラエディションに違いないと勝手に妄想したりしています。とにかくすごーくハワイっぽくて、きっとこれを聞くたびにハワイでの生活を思い出すんだろうなーと思いました。

すごく大事な決断についてはもうしばらく地中でモゴモゴします。ハワイにきてよかったーと言えるように、残りの時間を大事に過ごしたいと思っておりますよ。

シャングリ・ラとかマノアDNAとか

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こんにちわ。ひのすけまるです。きのうきょうと連続で楽しい出来事があったので、ウキウキでブログを書いています。

きのうは仕事の後にちいさな演奏会?に行ってきました。演奏会といってもホテル内にあるカフェで行われるインストアライヴみたいなものなのですけど、とても楽しかったし素敵でした。

行ったのはワイキキのハイアット・リージェンシーの中にあるSWIMというカフェ。いつも良くしてくれるライターのお姉さんが「ちょっとお茶して帰ろ!」っていうノリで連れて行ってくれました。ライヴをしていたのはマノアDNAというギターとウクレレで演奏をするハワイ出身の親子バンド(お父さんと息子さん2人です)。親子というだけあって声の質が全員一緒で、ハモったときのぴったり感がほんとに気持ちよかったです。

色々動画を探したのですけど、ライブのものじゃなくって曲がちゃんと聞けるのをペターとしてみました。(ぽちっとして続きは聞きながら読んでいただきたい気持ちでいっぱい)毎週水曜日はハイアット内 SWIMでインストアライヴしているそうです。秋には日本にもツアーでいくみたいな事を行ってたような気がするので(あんまり聞き取れてなかったけどふんふんしておいた)気になったらぐぐってみてほしいです。

あとで聞いたのですがライターのお姉さんはマノアDNAの大ファンらしく、5年くらい前からずーっと追っかけしているのだそう。「少しづつ距離を縮めてやっとこの距離まできたんです!」といって演奏後にメンバーとハグしつつ、次に一緒にする予定のお仕事の話しをしている姿がとってもステキでした。

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そしてきょうは、そんなライターのお姉さんの取材に同行させてもらいシャングリラというところに行ってきました。

シャングリラはダイヤモンドヘッドのふもとにある豪邸で、タバコで一大財産を築いたデューク家の相続人、ドリス・デュークの所有する建物でした。彼女の遺言で自分がいなくなった後は美術館にしてほしいという事で、数々のコレクション(主ににイスラム美術)を一般公開しているんだそうです。

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鮮やかなタイルや食器、広い庭とダイヤモンドヘッドが一望できるベランダ、手のこんだステンドグラスが填められた壁や窓、まさにシャングリラって感じの夢みたいなところだったのですが、こんな広い家に1人で住むドリス・デュークの事を考えると華やかさだけでなく少しだけ寂しい気持ちにもなりました。

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シャングリラは予約をすれば誰でも見る事ができるそうです。月に1回は日本語でのガイドもあるので、是非いってみてはいかがでしょうか!

きのうは親子で唄を歌うバンドに癒され、きょうは夢みたいな豪邸を見てため息をつき、どちらもハワイで生きる・生きた人なのにどこか対照的にみえて何が幸せかわからんなーなんて思いました。