ひのすけまるの珍道中

ひのすけまるです。ハワイへの一時逃亡予定が勢いあまってロサンゼルスに行っちゃうっていう記録です。

ブラックフライデーとかラスベガスとか

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こんばんわ。ひのすけまるです。

11月も最期の週。ロサンゼルスにきてまる3週間がたちました。生活に慣れたかと言われたら、まだまだ右も左もわからなくてストレスなしの生活とはちょっと言えないなーという毎日であります。

この3週間の間にアメリカではサンクスギビングデーがありました。そして、サンクスギビングデーといえばセットでブラックフライデーがついてくるらしく、その日は様々なものがとにかく安く購入できる大セールがそこら中で開催されるみたいです。電気屋さんの前には数日前から安く電化製品をかうためにテントが並ぶんだそうですよ。

わたしはほとんど物欲がないもんで、なるほどねーなんて他人事みたいに見聞きしていたんですけど、サンクスギビングデー前日にちょっとトイレを借りるために入ったTarget(ショッピングモールみたいなお店)で見つけたファービーをほぼ定価で購入するという貧乏人らしからぬ行動をとったりしましたよ。

そしてサンクスギビングデーはセールだけでなく年末のホリデーの一つでもあり、わたしも4連休という微妙な連休をいただけました。特に予定もなかったのですが、ラスベガスに別荘をもってるという方のお誘いで、部屋のメンテナンスついでにラスベガスに行きたい人を乗せて行くんだけど一緒に遊んでくれば?というご提案にあやかってラスベガス観光に参加することにしたのでした。

ロサンゼルスから車で約5時間。家の持ち主の女性とそのお友達のおじいちゃんとピアノの先生、あとは短期留学に来ている大学生と、謎の社会人と私というかなり特殊なメンツでラスベガスに向かう事になりました。

ラスベガスには2日間いたのですが、みんなカジノを楽しんだりショッピングを楽しんだりビュッフェを楽しんだりしていましたよ。わたしは少しだけカジノをして、勝てる気もしなかったので椅子にすわってボーっとおじいちゃんを眺めたり、徘徊しすぎて迷子になったおじいちゃんを探したり、おじいちゃんの話し相手になったりしていました。

華やかな市内観光だけでなく、おじいちゃんと家主さんはラスベガスにとても詳しくて近くにある観光スポットなんかも教えてくれたので、時間をつくって見に行ったりもしました。そのなかでもレッドロックキャニオンという山はラスベガス市内から30分程度で行けるしとても良かったです。本当に自然すげーーーって思いました。

もともと砂漠で岩だらけの山や荒れた平野しかなかった場所にギャングがつくった一つのカジノから始まった華やかな街。水不足や夏の猛暑、冬の寒さも厳しいこの地域に全部がエンターテイメント!みたいな街がぽつんとあるのはなんだかとても不思議でもありました。

そんな不思議な街で、普段ならきっと出会う事がない人達となんてことない会話をしたり色んな物を見るのもまたさらに不思議なもので、こういうのもたまにはいいかもしれないねーなどと思いながら2日間の旅を終えました。

そういうわけで、すっかり連休を楽しんでしまったおかげで抜け殻みたいに連休明けを過ごしているわけですが、きょうは抜け殻みたいなわたしも少しだけ元気をもらいました。

というのもラスベガスで一緒に過ごしたおじいちゃんが、庭でとれたミカンを大きな袋いっぱい2袋も会社の近くに届けてくれたんです。職場がリトル東京の近くで夕方6時までという情報だけを頼りに、仕事が終わる時間帯にリトル東京付近を徘徊していたそうで(もともと徘徊癖があるおじいちゃんなんですけども。)仕事が終わって門をでると電話が鳴り、ミカンを届けたいと言ってくれたのでした。

たくさんのミカンと、よくわからないんですけど危ない地域で仕事をしてるし危ない地域に住んでいるからということでペッパースプレーという謎の防犯グッズもいただき、ほくほくして帰ってきたというわけです。おじいちゃんの車を見送る時には、ひのすけまるちゃんが車に乗るのを見届ける!という紳士っぷりも見せていただくというオマケ付でした。

本当にまだまだ分からない事が多くて(特に交通ルール)定期的にウオーッと落ち込んだりしていたんですけど、久しぶりに元気になれました。おじいちゃんありがとう。ミカン大事に食べます。