大使館面接のこと <面接編>
こんばんわ。ひのすけです。きょうは、海外在住経験者ほとんどの人が口を揃えて「出国まえに歯医者にいけ」というもんで、仕事の後に重い腰をあげて歯医者にいってきました。お医者さんも、「あんた日本で歯医者に来て正解!」みたいな反応でよかったんですけど、歯のクリーニングをして終わりました。
さてさて、きょうは大使館面接についてやっとこさ書く事ができそうです。
面接当日はアドレナリンがすごくて、世界が輝いて見えたのですけど、いま全然輝いていないので、感動と興奮を伝えられるか不安ですけど書いてみます。
まず、わたしが面接の予約をしたのは、大阪の大使館でした。
13:30の予約だったんですけど、前日に大阪入りしていたので、当日は時間がありあまってしまい、ネカフェで面接に備えてgoogle翻訳をぼんやりとみつめるという時間が2時間ほどありました。大使館前に到着したのは13:15くらい、その時点ですでに20人ほどの人が並んでいました。夫婦で来ている人や、アメリカ人や、学生など、とにかく色んな人が居ました。
時間が来て、大使館に入れるようになるわけですが、入館前に書類チェックがあります。担当の人が、書類をざっとチェックし、問題なさそうであれば入館です。
入館すると、すぐに空港みたいな持ち物チェックをされ、パソコンや携帯を預け、3階に移動します。3階では、書類の細かいチェックと日本語による質疑応答がありました。
担当の人は、「J1ビザは聞く事がおおいです」という前置きをしたあと、
- 最終学歴
- 職歴とその内容
- アメリカでのポジション
- DS160の内容にそった質問
をざっくりと聞かれました。ここは面接ではないので、詳しく答える必要はなく、担当者が欲している回答を単刀直入に答えるとスムーズです。ここで、古いパスポートや、修正するのに複数作成したので持っていったDS160のコピーのいらない分を返却されました。チェックがおわると、階段を使って2階に移動です。
2階はいよいよ面接する部屋で、銀行の受付みたいな窓口が5つくらいありました。
ガラス越しにマイクを使って面接をします。わたしは最後の方だったんですけど、様子を見ていると、みんな日本語で面接していたので、ビザの種類が違うんだろうなーと思ってみていました。
いよいよわたしの番になり、指全部の指紋をとったあとに、面接開始です。
事前調査では、挨拶は日本語だった、とか名前は日本語で聞かれた、とか聞いていたので、最初は日本語かなーとか思っていたのに、いきなり英語で質問がはじまってびっくりしました。聞かれた事と回答は、
(1)アメリカにいく目的は?
「インターンシップです。トレイニーとしていきます。」
(2)何の会社なの?
「出版社です。」
(3)どんなものを出版しているの?
「フリーペーパーとか飛行機機内の雑誌とか!!」
(4)あなたはデザイナーとして経験が十分あるのになんでトレーニングするの?
「今まではWEBが主な仕事だったので、出版も経験してみたいと思っている。
やってきた事を試してみたいし、プロジェクトマネージメントも学びたい
し、アメリカと日本のデザインは違うからそこにも興味がある。」
聞かれたのはこの4つ。最後に「1週間くらいでビザが届きます。」と言われて終わりでした。緊張もしてるし、ガラス越しで聞きにくいし、だいぶめちゃくちゃでしたけどなんかビザもらえました。基本的に、面接とはいっても最終確認という感じで、書類に不備がなければ、いじわるな質問はされないそうです。
ただ、注意しなくてはいけないのは、あくまでもアメリカにトレーニングに行くという事なので、「仕事」という単語だったり「お給料」という単語は使ってはいけないそうです。それからトレーニングが終わってから必ず日本に帰国するという意思表示をする事も重要だそうです。わたしは帰国後の復職レターをもっていったので、そこら辺は聞かれなかったのかもしれません。
というわけで、無事にビザが発行されたので、パスポートやらビザやらが手元に返却されるのを待って航空券をとりました。緊張がはんぱなくて、これでだめだったらもう結婚して子供産んで主婦として生きていこう…くらいに腹をくくっていたのですが、とりあえずビザがもらえて安心しました。
そして、何よりとてもよい経験ができたなーと思います。あちらに飛んでからがまさに珍道中なんだと思いますけど、飛ぶための権利を持てた事でちょっとだけ自信を持てた気がします。渡航までいよいよ10日をきったわけですし、そろそろベランダに干したリュックサックに荷物をつめ始めようとおもいます。